お問い合わせ

ホーム > ここが大事!安易な地盤補強無し判定に御注意を!!

ここが大事!安易な地盤補強無し判定に御注意を!!

 現在、建築されている戸建住宅は度重なる関連法の見直しで、震度6程度の地震に見舞われても倒壊などの大きな損壊を起こさないくらいの耐震強度を有しています。
 大手ハウスメーカーから中小建築会社も挙ってその部分を強調し販売しております。
 翻って地盤に目を転じて考えてみますと、果たしてそのようになっているでしょうか?

 戸建住宅の設計地耐力は概ね20KN/u〜30KN/uと言うかなり低い値です。この値は土質分類的には軟弱地盤と言う事になります。この様な地盤は震度5〜6程度の地震の場合に地盤沈下を起こさない保証は全く有りません。また、砂質土で地下水位が高い場合などは液状化の危険性が極めて高い地盤と言わざるを得ません。

 この様に戸建住宅の場合、建物本体の強度と地盤の強度に大きな矛盾が有ります。
いくら建物を丈夫にしたところで、肝心の地盤がそれに見合った強度を有していなければ単なる砂上の楼閣にすぎません。
 住宅の地盤調査で最も多く使われている試験方法に、スウェーデン式サウンディング試験というものがあります。この試験を行う試験機も様々な機械が発売されおり、当然ながらどの機械を使っても全く同じデータが取れる訳ではありません。また、先端スクリューの形状や磨耗度によってもデータは変わります。
 この様に地盤調査にはある程度のバラつきが生じると言う事を考慮して判断して行く必要があります。

 弊社では予てより前述のような事を踏まえ、エンドユーザー保護と防災の観点から積極的な地盤補強工事を推奨して参りましたが、これまでに発生した大きな地震の被災地を調査した上からも、地盤補強工事さえ施工されておればと言う現場をたくさん見て来ました。
 地盤調査の結果、地盤補強率が下がるとか上るとかが重要なのではないのです。
 建てる側は長期に亘り安全に暮せる住宅を提供し、防災と言う事に付いても一定の社会的な責任があります。また、お施主様も災害時に自身の財産と家族等をしっかり守るという意識を持たれる事が大切です。

 安易な判断による不幸な地盤事故をこれまでも多く見て来ました。1件でもそのような物件を無くしていける様に、これからも本当に安全な地盤を造る事に精進して参りますので、ご愛顧の程宜しくお願い致します。

これから建築予定の方すでに地盤調査がお済の方